占いの本 迷うこと、選択すること


書店に立ち寄ると、ずいぶんといろんな種類の占いの本がありますよね。星占い、四柱推命、風水、夢占いなどに加え、辞典のような分厚い誕生日占いなるものまであります。

本自体の傾向としてはなんとなく女性向けに書かれている気がします。なので、何を隠そう男性の私としては、なんでもないようなふりをしてさりげなくページをめくる自分に違和感を持ちつつも、実際にそういった類の本をたまにこっそり、いやかなりの勇気をもってレジに並び、買ってしまうのです。(ここまで読んでいただいた方、どうか引かずにもうしばらくお付き合いください。)
ここで勇気を振り絞って言わせていただくと、つまり私は、男性でありながら結構占いの本を読んでいるのです。

それは何故か?自分でも嫌になるほどの「迷い」を持つ性分だからです。軽く表現させてもらうと優柔不断という者です。おそらく多かれ少なかれこのような占いの本を手にする方は、男女問わず似た性質を持っていると思います。
ちなみにやはり読者は女性が多く、男性が少ないと思うのですが、性別の差による思考の差なのでしょうか?そこらへんはとてもわからないので謎のままにしておきます。

さて、ここからが本題です。まず占いの本について考える入り口として、私が関心のあるのは、人は何故占いの本を手に取ってしまうかです。
それはきっと人それぞれが持つ「迷い」への対処としてではないでしょうか。例えばそれぞれの転機について(転職等)、自己を知りたい欲求(自己分析)について、恋愛や結婚について等々、考えると人が持つ「迷い」にはきりがありません。そういう意味では「迷い」は私達にとって恐ろしく厄介なものです。だからこそ大昔から、占い、というものが存在するのだと思います。

では「迷い」の末、私達は何を得たいのか、または何に躊躇しているのか?
何を得たいのかについては、おそらく漠然と感じるに、皆当然、幸せ、を得たいのだと思います。ただ、そこに行きつく道筋というか、道のりがわからないから「迷い」の中に陥るのであり、何に躊躇しているのかといえば「選択」に躊躇しているのだと思います。

ここまでで、占いの本に対して、「迷い」と「選択」というキーワードが出てきました。ここから、もう少し占いの本について私の経験も踏まえて突っ込んでみましょう。

占いの本好きの私としては、自分の中で今優柔不断の波のどこにいるのか、つまりは好不調のバロメーターのような中でどこにいるか経験的に分かるようになってきました。それは、「迷い」をかき消すためにどこまで占いの本に入り込んでいるか、つまりは「選択」を占いの本に「委ねる」度合いが、どの程度浅いか深いかなのです。

私の経験的結論から申しますと、占いの本はあくまで、せいぜい「選択」をするための材料として用いた方がよいのでは、ということです。本気で占いをされている方々には、邪道ともとられるかもしれませんが、自分の中で内省をする、あるいは自分のこれから起こるちょっとした展望のヒントを知り、結果、自分のゆく道をいいように捉えて、元気のエッセンスをもらう材料くらいに受け止めた方が、私は丁度いいかと思います。そのくらいの「迷い」の段階で早めに消化をし、自分の中で手を打っておいたほうが、かえってよい「選択」ができるのでないでしょうか。それはきっと占いの本に助けてもらっているようで、もう実際はほぼ自分の力で「選択」できていることであろうと同じことだと思いますし、私の経験としてはそういったとこでとどまっている方が、案外物事うまく進むように思えます。

逆に言うと、辛い中にあろうとも、「迷い」の中にあろうとも、最終的な「選択」を占いの本に「委ねる」ことだけは避けた方が得策だと思います。これは冗談のように感じるかもしれませんが、自分の「選択」でなく、自分でも気づかぬうちに「委ねる」そんな経験をお持ちの方、自分も含めて結構多いのではないかと思うのです。でも、もし信じ切って「委ねる」ことをして仮に書いてある通り、つまり思い通りにならないときどうします?目の前の本を見て恨まずさっぱり終わりに出来ますか?

それよりも、占いの本を読んだ結果「迷い」→「選択」→「委ねる」という流れに自分が乗ってしまっている。そのこと自体に気付いて、何とか気持ちだけでも軽くリフレッシュして済むようなことであれば、そちらに気持ちを向けたらいいと思います。それでも済まなかったら、時間もかかるかもしれませんし、遠回りもするかもしれませんが、そもそもの「迷い」を少しでもいいから消す努力をしたらいいと思います。(人である以上完全に「迷い」を消すことはおそらくできないのが悲しいですが。)それは何より、その方自身の本来持つ「自信」の回復だと私は思っています。それが深刻なほどの「迷い」がさしてない状態の維持・構築をするためにすべきこととしての秘訣ではないでしょうか。それこそが占いの本の本当の有効な活用だと、私は経験的に思います。
と、偉そうに締めくくった私も、しょっちゅう「迷い」、結果的にいつも遠回りや回り道をして「自信」を付けようと日々を割りとこれでも必死に生きています。

 

(コラム担当 やまどり)

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